ニキビができると間違ったケアやニキビの悪化によって、治ったあとでも赤みや色素沈着、凹みが目立つクレーターとなって残ることがあります。
これを一般にニキビ跡といい、中にはニキビ跡(クレーター)は一生治らない?と感じている方も多いことでしょう。
ニキビ跡は自然には治らないものですが、ダーマペンによる治療を重ねていくことでキレイに治るケースが増えています。
この記事では、ダーマペンのニキビ跡への効果についてまとめています。ニキビ跡で悩んでいる方や、ダーマペンの治療に興味がある方は、ぜひ参考にしてくださいね。
ダーマペンのニキビ跡(クレーター)への効果
ダーマペンは先端にとても細い針を持つ機器で、目には見えないほどの小さな穴を皮膚に開ける治療法です。
皮膚に微細な穴を開けることで肌に傷がたくさんできた状態となり、その傷を治そうとする治癒力を利用して美しい肌を目指すものです。
肌は、傷ができると肌の弾力に欠かせないコラーゲンやエラスチンなどの元となる繊維芽細胞が活性化され、肌内部のコラーゲンやエラスチンも増えてハリや弾力がアップしていきます。
同時に肌のターンオーバーが促進されるため、毛穴の開きやニキビ跡(クレーター)、小じわなどが徐々に目立たなくなるほど改善していきます。
ニキビ跡(クレーター)の治療は、ダーマペンによる肌の再生力の仕組みを上手く活用したもので、個人差があるものの複数回の治療で効果を実感する方が多いです。
ダーマペンによりニキビ跡(クレーター)が改善した事例
思春期のころから次々にできはじめたニキビが、腫れては潰れて肌が凹むという流れを繰り返すことで、肌に凹凸ができてしまう状態がクレーターです。
ニキビ発生時に腫れを伴い、炎症がひどくなるほど炎症が治まったときに肌の凹みが深くなる傾向があり、さらに同じ場所にニキビができて同じ症状を繰り返すとより大きく深く凹んでしまう原因になります。
肌の炎症が落ち着いた後でも肌の凹凸が目立つ場合は、ダーマペンによる治療を受けるのが有効です。
ダーマペンの先端には微細な針が付いていて、その針をニキビ跡(クレーター)が気になるところに当てて肌に微細な傷をつけていきます。
肌本来の肌再生能力を刺激して活性化させるとともに、多くの美容外科や美容クリニックでは、ダーマペンでの治療時に成長因子と呼ばれる栄養分を導入し、肌がより一層効果的に再生できるようサポートします。
実際に、治療するときは、肌の表面にクリーム状の麻酔を塗布して痛みを最小限に留めてからダーマペンの治療を行います。
痛みを感じる部分は針の長さを調節して施術を行うなど、個人の骨格に合わせて調節するのもダーマペンの特徴です。
ダーマペンの治療後は、3~4日は赤みが肌に残りクリニックから処方された塗り薬を塗布するなどして炎症をおさえて過ごします。
ダーマペンは1回の治療でも効果を実感する方がいますが、肌の状態によっては5回~10回程度の治療を受ける方もいます。
ダーマペンと同時に成長因子やその他のオプションの薬剤を導入していくことで、1回ごとに肌の凹みが目立たなくなっていくのを実感したり、赤みが目立たなくなったりと、目に見える効果を実感できるようになります。
ダーマペンのニキビ跡(クレーター)への施術期間・回数やダウンタイムなど
ニキビ跡(クレーター)が気になる場合、具体的にダーマペンの治療を受けるとしたらどのくらいの施術時間なのか、回数はどれくらいが妥当なのか、治療後のダウンタイムはどうなのかなど、もっと詳しく知りたい方もいることでしょう。
治療に関する内容は個人差があるので回数などはおおよその目安となりますが、ダーマペンの治療について紹介していきます。
2~4週間おきに3~5回が目安
ニキビ跡(クレーター)へのダーマペンの治療は、初回の治療から2~4週間の間隔を開けて行うのが理想的で、複数回の治療を受ける場合でも3回~5回程度を目安としています。
想定されるダウンタイム
治療直後は、少量の内出血や赤みがみられることがあります。
赤みは治療後3~4日程度続き、徐々に引いて目立たなくなっていきます。
また、治療後1週間くらいから10日くらいまでは肌のごわつきや皮むけが発生することがありますが、これも肌が再生しようとしている証拠で徐々に落ち着いていきます。
【注意】施術後にしてはダメなこと
施術後6時間は、薬液浸透を促すために普段使っている化粧水や乳液などは使わないようにしましょう。
シャワーは当日か可能ですが、洗顔やシャンプーは治療の翌朝から行ってください。
また、肌に赤みがあるときはフェイスマッサージ・サウナ・飲酒・香辛料の効いた食べ物は避けて過ごしましょう。
ニキビ跡(クレーター)改善におすすめのダーマペン
ニキビ跡のデコボコ(クレーター)を治すのにおすすめのクリニックを下記記事で紹介しています。料金や選び方はもちろん、各地域のおすすめクリニックなどもまとめてるので参考にしてくださいね。
セルフダーマペンはニキビ跡(クレーター)が悪化しやすい…?
ダーマペンは美容外科や美容クリニックなどで受けられる治療ですが、ダーマスタンプなどと言う名称で自分でダーマペンと同じ効果が得られるセルフダーマペンという方法もあります。
医療機関で行うダーマペンの治療と同じ理論で、自分で施術を行うものですが、自宅でのセルフダーマペンは一切おすすめできません。
衛生面を保てないことや、肌状態が悪化したときのことを考えると専門知識と経験豊富なクリニックで治療を受ける方が断然安心感が違います。
ダーマスタンプや美容液などを購入する費用があるなら、実績があるクリニックなどで治療を受けるようにしてください。
まとめ
今回はニキビ跡(クレーター)の治療に効果的なダーマペンについて紹介しました。
ダーマペンは肌の再生能力を上手く利用した治療方法のため、肌を美しく滑らかな状態へと導きます。
ただ、ダウンタイムや注意事項が全くないわけではないので、その点を良く理解した上で治療を受けると良いでしょう。
ニキビ跡(クレーター)が気になっている方、美しい肌を取り戻したい方は、ダーマペンによる治療を検討してみてはいかがでしょうか。